欧州中央銀行(ECB)は2008年の初頭までインフレリスクで頭を悩ませていました。当時は米国の金融
当局が政策金利を断続的に追加利下げするのを横目に政策金利の利上げするタイミングをうかがって
いたわけですが、今ではギリシャ危機など問題が目白押しで身動き取れない状態にあります。
 
 
景気悪化局面では欧州の企業はこれまでの経験から決断を下すのが日本の企業以上にスピーディー
です。回復を急ぐため、容赦ないリストラが行われますので失業率が必然敵に高まります。
 
 
スペインでは失業率が20%(若年層は40%超)を超える水準に達しています。そうなると、物が売れなく
なるので生産者側は製造する量を抑えます。また、販売する側はできるだけ早く在庫を処分するために
価格を下げますので、デフレ化が一気に進みます。
 
 
そうなりますと、欧州中央銀行側はデフレ化を抑えるために政策金利を利下げすることで対応することに
なります。今現在、歴史的水準にまで政策金利は低迷していますが今後もこの状態が続きそうです。

 
そうなりますと、FXなどの外国為替取引で金利をねらった中長期での運用に旨みが大幅に減りますので
為替の変動による利ざやを求める取引が活発化します。


ユーロはここ最近は変動幅が大きいのでうまく波にのれれば為替差益をえることができるのですが、難し
い相場状況が続いているので分からない相場での取引は厳禁です。
 
 
欧州を中心に新たな金融危機が勃発すると予想されています。こういった状態が長期化する可能性が高い
だけに、大事な資産を目減りさせることだけは避けたいです。ですので、ファンダメンタル要因により大きく
暴落した際にリバウンドを取りに行くくらいの気持ちでのんびり構えて取引するくらいのほうが良いでしょう。


難しい相場を取引できるからといって儲かるようになるわけではありません。切磋琢磨を求めて挑むのは
危険すぎますので、分からない相場には近づかないほうが良いです。
 

外国為替だけではなく、株式などにもいえることですが、今の状態で資産を運用するのは非常に難しいの
で資産を目減りさせないために資産保全を目的とした外貨投資をこころがけるべきです。